「GOIGOI」の使い方
ニブラなどの従来工法では、下穴をあける必要があった板金の抜き加工。
「GOIGOI」は、下穴をあける必要がなく、ハンドルを下げるだけで手軽に穴開けや追い抜き加工ができるように開発された卓上手動パンチプレス。缶切りを使うような手軽さで、抜き、追い抜き、直角抜きを楽しめる、「GOIGOI」の使い方をご紹介します。
用意するもの
- 「GOIGOI」
- ダイとパンチ(キットに含まれます)
- アルミ板(商品ページへ)
1. 材料の用意
加工する材料を用意し、切り抜きたいところに線を引きます。線にならって切り抜きを行うことで、真っ直ぐに切り抜くことができます。

■ 備考
印刷した図面を板に貼り付け、線にならって切り抜きを行うと便利です。

2. 穴あけ加工
加工する前に、「GOIGOI」本体を加工中に倒れないように、ボルトやクランプを使って作業台へしっかりと固定します。
「GOIGOI」に材料をセットし、ハンドルを手前側に降ろすことで穴開け加工ができます。
穴開け加工を連続で行うことで、切り抜きたい形に切り抜きます。

■ 「追い抜き」とは
プレスによる穴開け加工において、打ち抜いた穴が重なるように連続的な抜き加工を行うことを「追い抜き」と呼びます。「GOIGOI」は2段構成の刃(パンチ)を採用。プレスを1回行う間に1段目の刃が材料を穴抜きし、それをガイドにして2段目の刃が追い抜きをすることで、缶切りをするように軽快な感覚で抜き加工を行うことができます。
3. 完成
バリを取り除いて完成です。


切り抜いたアルミ板は板金折り曲げ機「MAGEMAGE」を使って折り曲げました。
「GOIGOI」と「MAGEMAGE」を組み合わせることで、写真のようなアンプケースを簡単に作ることができます。
オプション品紹介

スケールテーブル
ガイドに材料を沿わせることで、簡単に直線の穴をあけることができます。
テーブル上のスケールで測りながら穴あけ位置を調整することで、板端から正確な位置に穴をあけることも可能です。

Φ2.5mm丸穴加工用パンチ&ダイ
丸穴加工用のパンチとダイのセットです。Φ2.5±0.05の丸穴を開けることができます。