「第27回 ROBO-ONE Light」イベントレポートを公開しました。
2025年3月8日(土)から9日(日)にかけて、厚木市商工会議所で「第27回 ROBO-ONE Light」が開催されました。今大会には130を超える多くのチームが参加し、2日間にわたって熱戦が繰り広げられました。オリジナルマインドは協賛企業として参加し、オリジナルマインド賞の授与と会場にて製品展示を行いました。
このページでは、オリジナルマインド賞を受賞したロボット「ヘリオス」のご紹介や、当社展示ブースのようすをご覧いただけます。
「オリジナルマインド賞」受賞ロボットのご紹介
ツノさん製作のロボット「ヘリオス」がオリジナルマインド賞を受賞
オリジナルマインド賞には、ツノさんが製作したロボット「ヘリオス」が選ばれました。決勝トーナメント1回戦で惜しくも敗退となったものの、その製作プロセスや技術的なこだわりが高く評価されました。
「ヘリオス」は、大会わずか1週間前から製作を開始したにもかかわらず、大会にて完成度の高いパフォーマンスを披露しました。特に、軽量化のために大胆に肉抜きされたフレームは、まるでワイヤーのように細くしなやかでありながら、高い剛性を実現しており、ロボット製作における優れた設計センスが感じられました。

- オリジナルマインド賞を受賞したツノさん製作の「ヘリオス」

- ロボットの関節部には軽量化のためにプラスチック製のブッシュが使われることが多い中、「ヘリオス」ではベアリングを採用。可動軸のガタを減らすことでフレームの捩じれを抑え、高い剛性を確保している。
製作者のこだわりと「KitMill」の活用
「ヘリオス」の製作には、オリジナルマインドのCNCフライス「KitMill BT200」が活用されました。授賞式後のツノさんへのインタビューでは、1週間という短い期間での製作が可能だったのは、自宅にある「KitMill」のおかげだと語っています。
製作者コメント
「ヘリオス」は、「KitMill BT200」を使って製作しました。1週間半という短期間で完成できたのは、家にある「KitMill」のおかげです。ベッドの枕元に「KitMill」を置き、大会までの1週間、毎晩切削音を聞きながら作業を続けていました。
設計でこだわったのは、関節軸にベアリングを採用した点です。軽量化のために多くのロボットで使われているプラスチック製ブッシュではなく、あえて重量のあるベアリングを使うことで、かっちりとした構造を目指しました。リンク部も「KitMill」で精密に削り出し、ベアリングを圧入しています。
もう1つのポイントとして、肩のサーボモーターを肘側に配置することで、規格審査時には重心を上半身に、バトル時には下半身に落とす構成にし、状況に応じた重心制御を実現しています。
次回の大会では規定が大きく変わるため、それに合わせてフレーム形状を見直し、よりコンパクトでバランスの取れたロボットへと進化させたいと考えています。4月から社会人になりますが、家に「KitMill」があるおかげで、どんな環境でもロボット製作を続けられると確信しています。

- 「ヘリオス」の製作者 ツノさん
大会のようす
今大会は参加チームが多かったため、予選と本戦が2日間に分けて開催されました。2日目の本戦では、44チームによる熱戦が繰り広げられました。


当社展示ブースのようす
オリジナルマインドは、大会会場の厚木市商工会議所2階にて、協賛展示を行いました。当社ブースではロボット製作に広く活用されている「KitMill CL100」や、当社製品を使って製作したロボットパーツなどを展示しました。多くの選手の方が試合の合間を縫ってブースまで足を運んでくださり、大変盛況でした。ブースに訪れた方は、実際に当社製品で加工されたロボットパーツを手に取りながら、ワクワクとしたようすで展示をご覧になっていました。



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